調味料をちょっと見直せば、料理はこんなに変わる - 誰でも、1日1自炊★自分で自分をケアする食事

「調味料なんて、どれも同じだ」と思ってませんか。

私もマクロビオティック料理教室に通うまでは特に気にしたことなく、その時々スーパーで安く売られているものを買っていました。

教室に通って勉強するうちに添加物の怖さなどを知り、またマクロビオティック料理では塩・味噌・醬油でほとんどの料理を作ることから、気を付けて調味料を買うようになりました。

一番こだわっているのは、塩であれば自然塩であること、味噌・醤油なら添加物が入っていないものである点です。

自然塩の反対語は精製塩。自然塩は海水を蒸発させ残ったものなので、海水に本来あるカリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれています。が、精製された塩はナトリウム99％で化学的に作られた不自然な調味料と言え、体への負担が大きいのです。そして美味しくない。自然塩は塩気の中にほのかに甘かったり苦みがあったり、食べ比べると結構違うのですが、精製塩はただしょっぱいだけで、これで味をつけると全く美味しくなりません。

味噌や醤油は、昔は時間をかけて発酵させて作るしかなかったのですが、ある時期から化学の力で発酵させずとも「それっぽい」味を作れるようになってしまいました。その方が早く作れるので製造コストがかからないからです。発酵させているからこそ体に良い成分が沢山含まれ、うまみも多いのに、それをしない方向に進んでしまいました。醤油には保存性を高め、白カビの発生を抑えるために醸造アルコールという添加されることがあります。特に塩分濃度が低い醤油や減塩醤油では、殺菌力が不足するのを補うために添加されるケースが多いようです。醸造アルコールの原料はサトウキビなどなので害が多いものではなさそうですが、不要なものは無くてもいいかなと思い、使ってないものを選んでいます。味噌に良く入っている「酒精」も同様と考えています。

塩も味噌も醤油も使うブランドをほぼ決めているので、たまに違うものを使うと色々驚きがあります。まず味がかなり変わる。高い安いをあまり言いたくないけれど、それなりのお値段の物は使用量が少なくて済むと感じます。一番高くて100グラム2000円位のお塩（キロ単位で買ってたのでもう少し割安でしたが）を使っていましたが、本当に少なくてもおいしく作れます。醤油もそう。少し安めのものにしたら入れても入れても味がつかない感じがして料理が真っ黒になってしまいます。値段が倍だからといって使用量半分というわけではないので、高いものの方がもちろんお金はかかるけど、それでもおいしさの違いと健康の面でも寄与してくれるのであれば価値があるのではないかと思います。

経済状態もいろいろだし、高くても味が好みでなければやめた方がいいですが・・・

食べ物は基本「安かろう悪かろう」です（流通などを工夫して安くしているものは別として）。高いものにはそれなりに価値があることは間違いないと思います。